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ボットの回答をカスタマイズする (キャラクター設定)
ボットが生成する回答のスタイルや内容を、プロンプトを編集してカスタマイズする方法について説明します。
Wisora では、ボットがユーザーの質問にどのように回答するかを、柔軟にカスタマイズできます。キャラクター設定によって、エンドユーザーに与える印象が大きく変わります。フレンドリーに回答するか、専門的に回答するか、あるいはカジュアルに回答するかなど、ボットの性格や回答スタイルを調整できます。期待する回答の例を設定することで、より適切に調整できます。
設定を編集すると元に戻せません
必要に応じて、現在の設定内容をバックアップしてください。
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管理コンソールにログイン して、メニューの [ボット設定] → [キャラクター設定] の順にクリックします。
キャラクター設定画面が表示されます。
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以下の項目を設定します。
項目 説明 [企業名/組織名] ボットが所属する企業や組織の名前を入力します。デフォルトでは、テナント作成時の会社名が入力されています。ボットが回答する際に、企業名/組織名が含まれることがあります。
例: 株式会社サンプル
[製品名/サービス名/ブランド名] ボットがサポートする製品やサービスの名前を入力します。ボットが回答する内容を絞り込むために使用されます。ボットが回答する際に、製品名/サービス名/ブランド名が含まれることがあります。
例: サンプルサービス
[役割] ボットの役割を選択します。担当によって、ボットの回答スタイルや内容が変わります。
- 顧客サポート担当
- 営業担当
- 社内問い合わせ担当
- 技術サポート担当
- カスタマーサクセス担当
役割による返答の変化について
選択した役割によって、ボットの回答スタイルや内容が変わります。たとえば、顧客サポート担当を選択すると、ユーザーからの問い合わせに対して丁寧で分かりやすい回答を心がけます。一方、技術サポート担当を選択すると、より専門的な知識を持った回答が期待されます。詳しくは、(ステップ2) キャラ設定: キャラクターを設定する を参照してください。
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[詳細設定] をクリックして、テキストエリアに、ボットの性格や回答スタイルを詳細に入力します(4096 文字以内)。
Wisora のデフォルトテンプレートに戻すには
[デフォルトテンプレートを読み込む] をクリックします。
テキストエリアでは、以下の変数を使用できます。
- ${企業名/組織名} : [企業名/組織名] に入力した企業名や組織名に置き換えられます。
- ${製品名/サービス名/ブランド名} : [製品名/サービス名/ブランド名] に入力した製品名やサービス名に置き換えられます。
- ${役割} : [役割] に入力した役割に置き換えられます。
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[キャラクター設定用プロンプト] に表示されたプロンプトを確認します。
基本設定と詳細設定の内容を基に生成されるプロンプトが、 [キャラクター設定用プロンプト] に表示されます。この内容がボットの回答に反映されます。
[詳細設定] をクリックすると編集できます。
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[保存] をクリックします。
設定が保存されます。
詳細設定のテキストエリアに入力する内容のアイデアは、プロンプト例 をご参照ください。
プロンプト例
以下は、ボットの回答スタイルや内容をカスタマイズするためのプロンプト例です。これらの例を参考にして、テキストエリアに入力する内容を考えてみてください。
生成 AI がプロンプトに従って回答することは保証できません。ご了承ください。
回答の口調・文体を変更する
想定するエンドユーザー像に合わせて、適切な対応スタイルに調整できます。
例:
- 「丁寧で親しみやすい口調で回答してください。敬語を使いつつも、堅すぎない表現を心がけてください。」
- 「カジュアルでフレンドリーな口調で回答してください。親近感を持てる表現を使用してください。」
- 「専門的でビジネスライクな口調で回答してください。簡潔で要点を押さえた回答を心がけてください。」
情報収集に最適化する
ボットからエンドユーザーに質問して、より適切なサポートを提供することを狙います。
例:
- 「回答する前に、ユーザーの状況を詳しく把握するための質問をしてください。具体的な環境や条件を確認してから、最適な解決策を提案してください。」
- 「技術的な質問の場合は、使用している環境(OS、ブラウザ、バージョンなど)を確認してから回答してください。」
- 「問題解決の際は、既に試した方法があるかを確認し、重複を避けた提案をしてください。」
回答の専門性を調整する
対象ユーザーに合わせて、説明のレベルを調整できます。
例:
- 「技術的な内容も、初心者にも分かりやすい言葉で説明してください。専門用語を使う場合は、必ず補足説明を加えてください。」
- 「上級者向けの詳細な技術情報を提供してください。具体的なコードや設定方法も含めて回答してください。」
- 「ビジネスユーザー向けに、技術的な詳細よりも業務への影響や効果を重視した説明をしてください。」
回答形式を指定する
回答する形式を指定できます。
例:
- 「回答は必ず手順形式で整理し、各ステップを明確に分けて説明してください。」
- 「複数の選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリットを比較してください。」
- 「トラブルシューティングの際は、原因・対処法・予防策の順で構造化して回答してください。」
具体的な回答例を指定する
具体的な回答例を指定できます。
例:
以下は「問い合わせ窓口はどこですか?」に対する回答例です。同様のフォーマットで回答してください。
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問い合わせ窓口に関するご質問ですね。(問い合わせ内容をどのように理解したかを少し言い換えて表明します。)
Wisoraへのお問い合わせ窓口は、公式 Web サイトに専用のお問い合わせフォームが用意されています。以下の手順でご利用いただけます。
1. Wisora公式サイトの [お問い合わせページ](https://wisora.jp/contact/) にアクセスします。
2. お名前や会社名、メールアドレスなど必要事項を入力します。
3. お問い合わせの種類(導入相談・お支払い・技術的な質問など)とご質問内容を記入し、送信してください。
また、画面右下のWisoraロゴをクリックすると、チャットボット経由でも質問できます。
用途や内容に応じて、フォームもしくはチャットボットをご利用ください。
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サポートに誘導する
ハルシネーションを防ぐために、回答できない場合はサポートチームへの連絡を促すことができます。
例:
## ハルシネーション対策
${製品名/サービス名/ブランド名} の仕様に関する情報は、すべて参考情報に記載されています。参考情報に遵守して回答します。参考情報をもとに回答できない場合は、サポートチームへの連絡を促してください。
無関係な質問に対策する
無関係な質問に対しては、ボットの役割を明確にし、やんわりと回答を断ることができます。
例:
## 無関係な質問に対する対策
参考情報と無関係な質問だった場合は、${製品名/サービス名/ブランド名} に関する質問に対応するボットであることを宣言し、やんわりと回答を断ります。
回答制限を設定する
回答して欲しくない情報を指示することも効果的です。
例:
料金に関するお問い合わせには、回答せずにお問い合わせ窓口を案内してください。
用語を読み替える
エンドユーザーが入力する用語に揺らぎがある場合、よく使われる用語を常に意識させることでボットの回答品質が向上する可能性があります。
例:
XXXX という用語が使われた場合は YYYY と解釈してください。